たけちゅさん宅

たけちゅが思ったこと、したこと、つれづれなるままに

数学教育がダメだ、と感じる話。

数学=暗記科目、ではない。
だが、日本の数学教育は暗記科目にしてしまっている。
そして、それは「つまらない」のだ。
だから理系離れが進んでいるのではないか、と提起。


暗記科目にしてしまっているのが、数学の「公式暗記」だ。
今まで出会った大半の大人がそうであるように、「公式を暗記して解く」と考えている人が圧倒的多数である。

個別指導塾などの経験で、高校生をこれまで100人近く教えてきた。
特に、平均点近くの子が大半であるが、その傾向が顕著であった。
そして、そういう子たちは決まって、「公式暗記しないと」と言う。

しかし、公式はすべて導出可能なのであって、覚える必要性なんてない。

その点を指導しようと試みてきたが、何せ、学校での教育時間>塾での教育時間、である状況からしても不可能なのだ。そして、学校教育の教え方を、生徒のノートから読み取ってきた。
そこからは、生徒に考えさせようという試みがいっさい感じられなかった。
残念極まりない。

もちろん、考えさせる試みができない理由は、ある。
そういう子たちは決まって、計算がとてつもなく遅い。
これは私が塾講師を始めた時に知って、驚愕したのだ。

そもそも私は曲がりなりにも中堅国公立大にいる身分であるから、周りはそれ以上の学歴層。ゆえに、計算が遅いということを身をもって知ることはなかった。その層と比較した時に、圧倒的に計算力に格差がある。ゆえに、導出理解以前に計算部分で何歩も足踏みしてしまって、理解不能に陥っているのである。


例えば、2次関数の平方完成。
この必然性は数Ⅰで習うはずである。
だが、平均点近傍の子にとって、それは単に「暗記すべき公式」の一つにすぎない。
ゆえに、それ以降(数Ⅱ)で出会った時などに、「また思い出さないと」となっている。
教える側からすると、残念、でしかない。

そして、いつも思うのが、そこまで教える必要性があるのか、という話。


周りの大人が、微分積分を習ったのに忘れているのを見ると、残念に思える。
そして、そういう人は「公式を暗記する」ことしか学ばなかったのだろう、と。
だが、なぜ微分積分をするのか、を考えたことがあれば、忘れるなどということはない。

個人的には、教えるレベルを下げて、もう少し考える姿勢を身につけさせてほしい。

数学教育はダメだ。



どうでもよいですが。先日、100マス計算を久々にしました。

しかし、以前ならすべて1分を切っていたものが、1分10秒代になっていて少し年を感じました。
小学5年生の時の私と同じレベルですね、これ。