たけちゅさん宅

たけちゅが思ったこと、したこと、つれづれなるままに

カガクの話1

「細胞」

私たちの身体はすべて「細胞」というパーツから構成されている。
中学理科で習う事項であり、もはや一般人にとっても「当然」であろう。

「五感」

視覚、聴覚、嗅覚、聴覚、そして触覚。
ふだん、特に意識することもなく(*注:その機能が喪失していれば、逆に意識してしまうだろうが)、それらの「五感」を駆使して、私たちは生きている。
当然のように思えるが、そのような「五感」がなぜ働くのか?
そう疑問に思った科学者たちが、五感について解き明かそうと試みてきた。

「細胞」と「五感」

例えば、視覚。
目にある視細胞が光を受け取ると、その刺激を脳に伝えていくことで生じる。

さて、細胞は単なる「パーツ」ではない。
中には、核、ミトコンドリア・・・諸々のパーツから構成された、それで一つの機械のようなものである。そして、細胞上には細胞外と細胞内の伝令の働きをする分子が存在する。

では、視細胞において、光(細胞外)の情報を細胞内に伝えていく働きをするモノは何なのか。
それは「ロドプシン」と呼ばれるタンパク質である。
この「視覚」の研究は、1967年のノーベル生理・医学賞となった。

閑話休題 科学者のしごと

これは勝手な所見。
科学者というのは、モノを理解して、分類することが仕事の一つだと思っている。

ロドプシン」を分類するしごと

タンパク質は、アミノ酸が連結することで構成されている(これも中学理科の既習事項)。
イメージとしては、列車をタンパク質と思えばよい。一つの車両がアミノ酸みたいなものである。
そして、このロドプシン(列車)も、たくさんのアミノ酸(車両)が連結されている。
ただ連結して一直線ではない。
複雑な構造をしている。
構造がどうなっているのか、を示すことも科学者の仕事である。
特に、このロドプシンはどういう構造なのか、はよく研究されている。

そして、この「ロドプシン」と似た構造をしているタンパク質は多数知られている。
この仲間を科学者はGPCRとして分類してきた。
ロドプシンとは別のGPCRについて、詳細に研究がなされたことで、2012年のノーベル化学賞となった。

GPCR

市販の薬剤の半数は、このGPCRのどれかを標的としている、とされている。
「されている」としたのは、効くことは確かめられていても、どこに効いているのか、がわかっていなかったりするからだ。

さて、視覚におけるロドプシンのみ取り上げた。
しかし、嗅覚や味覚においても、このGPCRが出てきたりする。

例えば、味覚。
「甘み」を感じるのは舌の先端だとされている。
その舌の先端の細胞には、とあるGPCRが発現されていることから、甘みを受容するのはこのGPCRだとされている。他にも、日本が誇る「グルタミン酸」が関わっているうま味。このうま味も、GPCRが関わっているとされている。

五感の多くがこのGPCRによって引き起こされている。
そして、病気を治す薬の多くもまた、このGPCRの働きに関わっている。

まとめ

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あとがき

というわけで、僕の研究にも関わってくるGPCRたち。
たまにはマジメに研究しているんだ、ってのを言いたくて日記かいてみた。