たけちゅさん宅

たけちゅが思ったこと、したこと、つれづれなるままに

自己否定の末。その立ち直り方は、サンガー法。

メンターとも言える先輩ドクターと別件で話す機会があった。
研究室ではシーケンサーという装置がフル稼働。
一方で、その基礎技術ともいえるサンガー法の開発者フレデリック・サンガー博士について、誰も知っていなさそうで、語る相手もいない中で、そのドクターと話すことができて、なんか立ち直れた気がする。。。

(※※※まー、工学部はそこにある技術を使って、何をするかが重要で。その技術を知ることよりも、使って何するかが深淵ならば。別に知る必要性はないから。どうでもいいんだけど)

結果から言えば。

1.俺きっと工学部向き(上述の性質の意味において)じゃないわ。
2.失敗してもいいじゃん別に。日本社会からハミ出した者の集まりが博士課程なんだし。
3.研究って必ずしも人とやるものじゃないんだよ。

とか、を再確認した。なんか、気楽になった。。。どうにかなるでしょー、と。


1.ですが。自分の興味が向かっていくのが、別にいますぐ使えるわけじゃないけど、なぜか気になるんだよね。って方向に目が向いている。これって、きっと工学部向きじゃないし。利益を出すための考えからは程遠いんだと思う。。。だから、工学部向きじゃないかもね、って。


2.ですが。まー、みんなで机並べて高校に進学して、大学に通い。みんなで机を並べて、就職活動に励み。会社でも机を並べてお仕事に励む。どこまでも、みんなで、行動するのが大半の人間で。これからはみ出すのが、博士課程だよね、って。一度、出てしまうと戻ることが非常に困難らしいけどね。
けど、ずっと集団行動が苦手だから。

実際に。
小学校の遠足で、みんなと並んで歩くこともなく。バッタがいたら必死にバッタを捕まえにいって。山の階段ではなく、坂道の方がおもしろそうだから、あえて脇の坂道を登ってみたり。太陽を観察しましょうとか言われて校庭出ても、雑草が気になって雑草ばっか見てた子で。
中高はずっと級長とか、副級長的なポジションで。並ぶのではなく並ばせるのに必死だったのと。気分によっては、後ろにいたり前にいたりとか。ポジションの恩恵で自由だった気がする。
大学でも、集団行動の規律がなじめないままです。

そんなわけで、集団行動をうまくやり過ごしてきて。

現在、研究室という集団行動の場に放り込まれていますが。
合宿には行く気がしない。研究室主体の飲み会からは遠ざかっている。
そして、自分がやりたいことだけをやっていることに、いろいろ反発意見が出ている始末。

脇道に逸れると。別に自分の研究を評価するのは、「学生」ではなく「学者」である。学者にすらならない就職組が多い学生の中で研究を発表することに意義あるのか、わからない。
それと、『エッセンシャル細胞生物学』を教科書としたB4の発表も、なんかお遊戯にしか見えなくて参加しようとも思わない。分子生物学で、知りたいことはいくつもあるんだけど。論文を読むか、その分野の方のセミナーに参加することでしか手に入らない情報なのがわかっている。
そして、その論文を読むとこまでB4には押し付けてはいないのがわかっているから、そこで質問する意味がないのがわかっている。だから、別にいいかな、と思っている。

こういうことを言っても。
どうせ「参加することに意義がある」的な、筋の通っていない反論が返ってきて議論にならないから、あえては言わない。ずっと言葉にはできなかったので、ここでまとめてみた。

そういう点から、私の存在についての反対意見が出てきている。
でもって、「あいつはだめだ」みたいな噂話が流れている。そもそも最初から好き勝手やっていた上に、媚びない、群れない。だから、アンチな人が多数いてるのはわかっている。主に、群れて生きる部類の方々。そういう噂はどうせ流れているのわかっていたんだけど。改めて、担当教官から指摘された。

とは言え。もちろん、そういうことによるデメリットもある。
人の名前が覚えられないのだ。
同じ部屋にいても、名前を知らない人間がざっと10人強いる事実。研究室が巨大で100人単位でいてることが問題の本質なのかもしれないけど。いちいち名前を覚える気が失せている。しかも、研究室にとどまらないことがもはや問題なのかもしれない。

外に出ても、結局、名前が覚えられない。
キャパを越えているんだろうね。自分のメモリーには100人も入らないと思う。
だけど、参加して、群れていたら、必然的に人の名前は入ってくるんだと思う。

それでも、人数が多すぎて、埋もれてしまうことが逆に楽なので、ここでいいかな、と思っている。
逆に小規模研究室で、なんか「家族的」過ごし方が自分には考えられないから、いい。



そして、3の本題。
サンガー博士って方は、一人でコツコツ研究してノーベル化学賞を2度とった方。
1度めはタンパク質の配列決定法で、もう1つはDNAの配列決定法。そして、RNAの配列決定法も開発していて、これもノーベル賞級。個人的には、ノーベル化学賞を3度とってほしい方だったんですが、残念ながら、先日亡くなられた。
そのサンガー博士の逸話として、「仲間と仕事をするのが苦手」というのがある。それを聞くと、仲間と仕事をできないことを、時折指摘されて、できない自分に思い悩む私には光明となる。。。ということで、いろいろ悩んでみても、サンガー博士を思い出して、立ち直ってみる。

ところで、この仕事ができないって点。
この根本的な原因は、尋ねることができないってとこにあると思う。
人に尋ねることが究極的に苦手で、とりあえず自分でいろいろやってから、でないと尋ねられない。マニュアルを読めない。

だけど、別にそれでもいいじゃん、と。

そう思って生きることにします。