たけちゅさん宅

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書評「誰も書けなかった国会議員の話」

若輩者が読んでみた。

誰も書けなかった国会議員の話 (PHP新書)

誰も書けなかった国会議員の話 (PHP新書)

そして、つらつら書いてみた。



「劇場」で昼寝する議員は、泥棒猫なのか。

法案の中身を知らずに投票する。
議員ならこの法案は党の中で誰かが検討したから大丈夫だろう、大臣なら事務次官会議で討議されたのだから心配あるまい、と、一番考えなければならないと当人がいつの間にか自分で考えて自分で判断することをやめてしまっていました。

 人って自分に関係ないと感じたものに本気では取り組めないだろう。
だから、例えば、有権者から議員宛に「この委員会に出て」などと伝えるアンケートを行なって、有権者の声を拾えるシステムとか作れないだろうかね。そうすれば、少なからず、自分の生活(有権者の票)に関わるから、本気出すと思うんだよね。

 何万人もの有権者の声を集計するって、人の身体では実質、不可能だろう。けど、コンピューターという武器なら可能じゃないのって話。

 ただ、すでに「法案」として審議されていたら、後は国民の声をいかに反映させるかってところが課題なので、どうにかできそうだけど。
そもそも「法案」として提出して整備しようとすると・・・。

官僚法案より少ない議員法案
二〇〇六年の通常国会で議員が提出した法案は合計六一で、成立したのはたった一四でした。一方で、官僚がつくり、内閣が提出した法案は九一、成立したのは八二、圧倒的です。法案を審議する場に出すかどうかは議院運営委員会が決めるのですが、議員提出法案の多くは、「つるし」、つまりペンディングになってしまいます。

 具体的に、公立の小中学校を三〇人学級にするという法案などを事例として出していた。ここで、「つるし法案」の審議を取引条件にされていた、と。
 ここから考えられるのは、しょせん取引材料にされるのだったら、法案を作るのって馬鹿らしいよね。官僚に任せとけばいいよねってなる。けど、それって「立法」という職務の放棄でしかない。もう少し、国民主体で取引してもらいたい。

 で、官僚は国民の声を聞く必要はないと思うんだよね。国の運営をいかにスムーズにしていくか、という立場で働いたらいいと思う。けど、そこに血を流すのが国会議員の働きになると思うんだよね。議員対官僚という構図で動かすことになるべきじゃないかな、と。


居眠り、携帯、パソコンの本会議
参議院で会議が開かれる定例日は月・水・金の朝十時からですが、衆議院は火・木・金の午後一時からです。

つまり、参議院であまり居眠りを見ないけど、衆議院で居眠りをよく見るのはこれが原因、と。

質問も答えも事前に打ち合わせ
ボクはしぶしぶ質問(委員会で問う質問)の中身を教えました。するとその人はさらさらとその場でメモを取りながら、「そのご質問についてのお答えはこういうものになります」と、その答えを言うのです。

 事前にすべて脚本ができあがった状態。緊張感なんてないし、予定調和。それは眠くなるよね。この予定調和で物事が進んでしまうことから、すべて官僚に任せとけばいい、と。そうなっていくと、官僚に法案を出させて、あとは賛成すれば済む、という楽な仕事になってしまうのではないか、と。

 ただ、そこで官僚に反発すると、法案についての問い合わせで拒否されてしまう。そもそも、議員対官僚という構図にもっていくと、それは必然になってしまう。
 そこで、官僚に依存するのではなく、法案検討専門のスタッフを雇うという方法をとればいいじゃん、という話になる。

議員の給料のウソ・ホント
アメリカの議員は、十数人か二〇人もの調査スタッフを抱えているといわれていますが、日本の国会議員には、政策秘書、第一秘書、第二秘書の三人のスタッフだけです。

 そのスタッフの給料は国が保障しているけど、活動費は議員の政治活動費から出さなければならない、と。また、議員はそれぞれ専門のブレーン会議を持っていて、その費用も議員が負担している、と。
 スタッフを雇うにはもちろんお金がかかって・・・、という問題がある。

私は議員の公費を思い切って上げて、それぞれの議員がアメリカのように十数人のブレーン・調査スタッフを持ち、十二分に活動できるようにしてはどうかと思うのです。

 と、書いてあるように、議員対官僚の構図を作って、法案に関する専門ブレーンのために公費を上げる。同時に、その使い道を公開して、きちんと判断される形にもっていくべき。



 予定調和の劇を見たって、つまらない。それを演者が破壊していこそ、見れるものになる。それに、争いから発展は生まれるわけで。例えば、人類が武器を使って獲物を仕留めるようになったのは、身体一つでは勝てないから。敗者は勝者に勝つために進化すると思う。
 だから、議員対官僚、与党対野党の構図に、もっとエッジを利かせていってほしいな、と。