たけちゅさん宅

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「あなたは何タイプ?人生を変える120分」@大阪大学

大阪大学いちょう祭 CSCD presents 公開セミナー

「あなたは何タイプ?人生を変える120分」 by 岡田斗司夫

 

 

当初は申し込み制だったが、当日になって自由制に変わった。おそらく管理できなさそうだったからだろう。会場は大学の普通の教室(階段教室ではない)で、ほぼ埋まっていて、聴講者は200人程度で、学生:一般人=3:7な印象。

 

本題に入る前の導入に「なぜ阪大のいちょう祭でしたのか?」「本講義のネタが実際に社会で使えた例」「自分のbusiness model」についての語りから。

話がポンポン飛んでいる印象があった。おそらく、聴講者の年齢層が広くて、どこで掴めるか確かめていたのではないかと思う。

 

なぜ大学で?

ー「あなたは何タイプ?」で4つのタイプに分ける。1つのタイプについて話すと、そのタイプの人、およそ1/4に対してのみの語りになる。これは講演会に向いていない。だけど、大学の授業として使われているから。

 

実際に社会で使えるの?

ー不動産を例に出されていた。「成約率」が重要な指標であること。一般的には

30%の成約率の中で、ガス業界から転職された方がすごいセールスマンである50%を達成するにあたって、顧客の「タイプ」を見ぬいて、それぞれに適した接し方を行った例を出された。

 

岡田氏のビジネスモデルって?

ースポンサーからお金を集め、そのお金を元にして社会に対して知を出していく。なので、この講演でもお金をとっていない。

 

さて、掴みがある程度進んだ頃に、事前に配布していた心理テストを実施した。

その結果で4つのタイプに分けることができる、という本題に。

 

 

4つのタイプって?

人の構造について、キャラや見た目を外面とした時に、内面には行動や生い立ち、性格などがあり、根底には本能があると考える。性格で人を分けると煩雑すぎて不可能、一方で本能は共通すぎて不能。その性格と本能の間にあるのが4つのタイプだと考えている。

(本能の中のどれを優先するのか、そのクセを示しているのではないかと思った)

実際には、このようなマトリクス構造で、人を分類できるという考え。

 

 注目型 | 司令型

ーーーーーーーーーーー

 理想型 | 法則型

 

大きな分類の1つ

事が起こった時に・・・

外に理由を求める⇒上2つの型

内に理由を求める⇒下2つの型

 

もう一つの大きな分類

思考について・・・

抽象的⇒左2つの型

具体的⇒右2つの型

 

1.注目型

人物・・・明石家さんま

イメージ・・・「高血圧」

役割・・・ムードメーカー

特徴・・・手を挙げたらニヤニヤ、おだてに弱い

 

心理テストの結果として「注目型」だった人は手を挙げてください、と言われた。そこで手を挙げていた人は確かにニヤニヤしていた。私もニヤニヤしながら手を挙げていた。

学校で言えば、とりあえず人の集まりに行こうとする子供たち。

 

2.司令型

人物・・・勝間和代

イメージ・・・「編集者」

役割・・・短期スパンで目標を達成する

特徴・・・人当たりがよい、取引でないと動かない

 

社会で「勝ちたい」という意欲の元で動く人たち。実際に成功する。

学校で言えば、ゲームで強い子供たち。。

 

3.法則型

人物・・・池上彰

イメージ・・・「低血圧」

役割・・・長期スパンで目標を立てる

特徴・・・目立とうとしない、4割の力で生きようとする

 

落ち着いて、物事を知ろうとする人たち。懐疑的な一面もあるので、例えば本講演でも「詐欺じゃない?」とか「何かモノを売りつけるんじゃない?」と疑ってかかる人たちだと。

学校で、隅っこでアリを見て、何かを考える子供たち。

 

4.理想型

人物・・・マツコデラックス

イメージ・・・「マンガ家」

役割・・・一番肝心の仕事をする、自分の理想像以外を認めない

 

職人肌な人たち。世界はすべて、「師」「弟子」「敵」の三種類に分類して、相容れる人は「師」か「弟子」であり、相容れない人たちはすべて「敵」に分けて生きている。

(一緒に行った知人にはこのタイプだと言われた。心理テストはだいぶと恣意的になる分、もしかしたらこのタイプなんじゃないかな、と思う)

学校で、隅っこでアリを見てるんだけど、それをみんなに伝えようとする子供たち。

 

 

 

イメージが、それぞれ対称のタイプと対になっている。

 

 高血圧 | 編集者

ーーーーーーーーーーー

 漫画家 | 低血圧

 

それぞれの型を示すわかりやすいキーワードであり、対になる人と組むことで、うまく成功していくという考えがある。

組織論として、それぞれのタイプを集めることで、組織がうまくいくという。例えば、法則型が長期目標を考え、司令型が短期目標を立て、理想形が実行して、注目型がムードメーカーとなる。組織を作っていくなら、これを目標とすべきだろう。

 

次にそれぞれの関係性について。

 

 注目型 → 司令型

ーー↑ーーーーー↓ーー

 理想型 ← 法則型

 

→の先に「あこがれ」を抱く。

そして、→の元の人を「見下す」傾向があるという。

また、分類されると言っても、それぞれのマトリクスにおいて「点」であると考えるべき、同じ理想形でも注目型に近い場合と、法則型に近い場合などがある。そして、同じマトリクス内でその「点」は動きうる。一般には、ポジティブなら時計回りへ、ネガティブなら反時計回りに動く傾向があるらしい。

 

例えば、私(理想形)であれば、職人肌なところはあると思う。小学生の時に、絵を書いて表彰されて、地域の展示会で展示された。その際に、描く前に小学生ながらしっかり考えていたように思う。また、合う人とは話すけど、合わない人を避ける傾向がある。誰とでもそつなく話すタイプでは必ずしもない。

ポジティブで元気な時には「人の集まっているところ(繁華街)」に行きたくなって出ていったり、人に見てもらいイイ評価を集めたくてブログを書いてみたりする。一方で、ネガティブで落ち込んでいる時には「一人で考えこむ」ことが多かったり、「わかる人さえわかればいいよ」となったり、「力を抜いて生きていきたい」と考える傾向がある。

つまり、理想形なんだけど、ポジティブな時には時計回りで注目型へ、ネガティブな時には反時計回りで法則型へ、となっている。

 

ここで、変化が大きい時には、反動も大きい、という点。

これに気をつけておけば、快適に生きていける。

 

このような分類ができるんだなー、と自分のコトがわかった。しかし、実用として使っていくには、その人がどのタイプなのか、わからないとダメである。それを判別するのに、心理テストを解いてもらうなんて回りくどすぎる。

そこで、ビジネスの場で使うことを想定して簡単に判別する方法。

それは名刺を渡すときにわかる。

 

会話をしだす⇒注目型

肩書きについて話す⇒司令型

視点が彷徨う⇒法則型

名刺忘れる⇒理想型

 

これでだいたいわかるそうである。このタイプさえわかっていたら、謝り方、口説き方、別れ方なども間違えずに済むそうである。

 

謝罪であれば、注目型の人に謝る場合には、泣いて大げさ気味に謝罪すればいいのに対して、法則型の人に謝るのには「なぜこうなったのか」きちんと説明していかないといけない。もし法則型の人に泣いて謝っても、逆に反感を買うだけである。なので、きちんと見分けることは社会生活を営む上で役立つとのこと。

 

口説き方については、それぞれのタイプの恋愛について特徴を抑えて、それに合わせる必要がある。

注目型の人であれば、3日で飽きる性格。そこで、それを咎めたところで意味はないので、おおらかに受け入れてあげるべき。そして、おだてに弱いので、おだててあげよう。

司令型の人は、梯子を登っていくような恋愛をしていく。つまり、相手のポジションなどが常に上になるような恋愛しかしない。もし口説きたいのであれば、自分が他人よりどう優位なのかを伝えていく必要がある。

法則型の人は一番、口説くのが難しい。まず懐疑的な一面があるので、信頼されるところから始まる。そこで一番いいのが同じ趣味をもつこと。法則型の人は探求する人でもあるので、何かしら深い趣味を持っている。そこが糸口となる。

理想型の人は、すべての他人を「師or弟子」か「敵」に分ける。また、こだわりも強いので、「すべてを好きだよ」と伝えていかないと好意を持たれることはない。逆に、すべて好かれないと相手にされない。

 

また、結婚して相性がいいのは対になる組合せになるそうだ。

例えば、私(理想型)であれば、司令型の奥さんに尻に敷かれることになるのが一番いいらしい。そして、そういう奥さんを見つけて結婚するためには、自分がどう優れているのか、示していかないと付き合うことから不可能となる。また、喧嘩をした時には、奥さんにプレゼントを持っていって交渉をするのが仲直りの手段となるらしい。さらに、私は注目型に近いので、相性が一番いいのは法則型に近い司令型。なので、そういう人と同じ趣味を持つこと、謝るときには理路整然と説明すること、も付け加えたらいいわけである、と考えられる。

 

冒頭に話された不動産セールスの例であれば、「注目型」の人に集中的に売れば成約率は上がる。おだててあげればいいから。逆に法則型の人は懐疑的であるので、売るのはなかなか難しいが、親しくなれば売れる。なので、長期的プランを立てて接するべきとのこと。

 

このタイプを見極めることで、人付き合いは格段に良くなる、という締めくくりの後に質疑応答。

 

特に、学生主体ということで、「21世紀のアーティストの生き方」「それぞれのタイプでの勉強や仕事のコツ」という2点で岡田氏の考えを学ぼうという姿勢の質疑と、「その他の見分け方はないのか」という質疑があった。

ここで、冒頭の4タイプについて詳しく聞いておかげで、質疑する側の話し方などでどのタイプかわかった。例えば、注目型の人はやはりニヤニヤしていた。一方で理想形の人は自分の考えをかなりしっかり目に話していた。

 

 

21世紀のアーティストの生き方について

文化の歴史について、19世紀以前が「王侯貴族のお囲い」、20世紀が「直接お金をもらう」という流れがある。たとえば、18世紀の音楽家ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト。現在では一定の評価はあるが、その晩年は貧しい生活をしていた。これは腕は認められていたが、品行が悪かった記録がいくつか残っている。彼が貧しい暮らしをしていたのは、王侯貴族のお囲いとして恵まれなかったのが原因であり、20世紀型の直接お金をもらうシステムであったらそうならなかっただろうと考えられる。

現在の音楽ビジネスの儲けはLiveかGoodsによるものである。一方で、マンガであればGoods型かPatron型か、どちらか。

音楽ビジネスであれば、Goods型はライブに行ったらみんなが持っているタオルに始まり、振っているライト、アイドルのうちわなど・・・それらが主な収入源となり、それが売れるのがLiveである。

マンガビジネスであれば、Patron型は週刊少年ジャンプであろう。ジャンプでデビューしたら必ず集英社と専属契約を結び、原稿料とは別に契約料を支払われる。ただ、連載打ち切りとなっても契約中は他社とは契約できない制度である。Goods型は、comicが売れる、映画化される、玩具会社が玩具を売る、などの流れがある。例えば、戦隊モノなどがそれであろう。日曜の朝、放映されるテレビを見れば、普段見ることがない玩具のCMがひたすら打たれてあり、このGoodsでの儲けが中心なのではないかと思われる。

では、21世紀のアーティストの生き方。

それはPatron型かGoods型として生きる。Goods型は対不特定多数、Patron型は対少人数であり、その点をわきまえて考えるべきである、と。

 

それぞれのタイプでの勉強、向いている仕事

勉強のコツ。

注目型・・・簡単な教材をこなし、いい点をとって褒められるところを想像する。三日坊主なので、持続させることが難しいから。

司令型・・・人に教えることで学ぶ。例え、どんなことでも「教わる」という姿勢を持っていかないと無理。

法則型・・・いかに時間を作るか、を心がけていく。

理想形・・・するか、しないか、をハッキリさせて、しないのであればしない、するのであればする。修行僧のように勉強するのがコツ。

仕事について

向き・不向きはない。仕事の仕方がそれぞれ異なる。冒頭の「法則型が長期目標を考え、司令型が短期目標を立て、理想形が実行して、注目型がムードメーカーとなる。」に則って働くのが理想的な働き方となる。

 

その他の見分け方

話し方などを通じて知ることもできる。

 

 注目型 | 司令型

ーーーーーーーーーーー

 理想型 | 法則型

 

上半分・・・話し始めが明るい

下半分・・・話し始めが暗い

 

左半分・・・しゃべり方が馬鹿っぽい

右半分・・・しゃべり方が賢そう

 

自分の型を変えることができるのか?

そもそもこのマトリクスを考えだしたのが、幼稚園の児童を分類することに端を発していて、3~4歳の時点ですでに決定してしまう自分のタイプについて変えることはできない。ただ、両隣のタイプなどに振ることはできる。